フレイルとは?~健康寿命を延ばすカギ~
「最近、ちょっと歩くのがしんどくなってきた…」「何となく食欲がない」「外に出るのがおっくうになった」
――そんな“ちょっとした変化”が、実は「フレイル(虚弱)」の始まりかもしれません。
フレイルとは、高齢期に心身の機能が低下して「介護が必要になる前の段階」のこと。筋力・栄養・社会参加の3要素が衰えることで、体と心のバランスが崩れていきます。
✅ 簡単フレイルチェック(3つ以上当てはまると注意)
- 6か月で体重が2kg以上減った
- 歩く速度が遅くなったと感じる
- 筋力(握力)が弱くなった
- 疲れやすい・気力が出ない
- 外出する頻度が減った
放っておくと、介護が必要な状態に進行してしまいますが――逆に言えば、早めに気づいて対策すれば元に戻せるのがフレイルの特徴です!

✅ 対策の3本柱
① 運動(特に下半身)
→ 毎日10分のウォーキングや、椅子スクワットだけでもOK。無理せず継続が大切。
② 食事(たんぱく質・バランス)
→ 鶏むね肉・納豆・豆腐・卵などを積極的に。栄養士のアドバイスもおすすめです。
③ 社会参加(人との関わり)
→ 趣味・ボランティア・地域の集まりなど、話す・笑うことが大切。
ご自宅での生活に不安を感じたら、見守りや軽作業のお手伝いもできます。
気になることがあれば、地域の包括支援センターや家工房にご相談ください。